勉強法について
自分の記憶として定着させる勉強には、方法があることをご存知ですか?
「教科書の重要なところに下線を引く」
「語呂合わせで覚える」
「忘れる前に復習する」
など、学校教育で当たり前にやってきたと思います。
しかし、これは効率が悪いやり方であり、記憶として定着していないことが多いのでです。
私自身も教科書のありとあらゆるとことにマーカペンで線を引いていました(笑)。
線を引くことに満足して覚えた気でいたのかもしれません。
忘れないうちに復習することについては、脳自身がすでに
「知っている情報なので記憶しなくてよい」
と判断するそうです。
そのため、忘れたころに復習する方が記憶として定着しやすいのです。
このようなやり方はそもそも効率が悪いのです。
今回は勉強の方法について述べていきたいと思います。
どのような勉強方法があるの?
勉強の方法で今回話しをするのは「アクティブ・ラーニング」です。
アクティブ・ラーニングとは、
「学修者の能動的な学修への参加を取り入れた学習法の総称」
になります。
つまり、自分たちが学校の授業で行っていた、先生が黒板に説明しながら書いていくやり方ではなく、自分自身で調べて学んでいく方法になります。
この「アクティブ・ラーニング」にある、
①想起(思い出す)
②再言語化(自分の言葉に置き換える)
という方法を使うことによって、短期的に記憶に定着させていくというものになります。
想起とは?
想起とは、つまり、思い返すことです。
よく、忘れる前に見直して勉強をしなさいとか言われことがある人もいると思います。
実際、自分も言われ続けていましたし、最近までそのように言っていました。
これって、そもそも効率が悪いやり方なんですね。
それも非常に効率が悪い。
知識が自身に定着するには、タイミングがあるのです。
それは、知識を忘れたころだそうです。
忘れる前ではないんです。
忘れた時です。
これも明確な意味があります。
自分たちの脳は、知識として情報を持っている状態だと、勝手に覚えなくてもよいと判断されるそうです。
このタイミングでいくら復習をしても記憶としては定着しにくいんだそうです。
しかし、ある情報を忘れたときには、そうではないんです。
情報をしっかりと持っていないといけないと脳が判断するので、そのタイミングで復習をすると記憶として定着しやすくなるのだそうです。
いいですか。
忘れたときのタイミングで再度復習することが大切なんですよ。
再言語化とは?
「アクティブ・ラーニング」には記憶として定着させるためには能動的に取り組む必要があります。
その中でも一番定着しやすいのが、この「再言語化」になるのです。
難しく再言語化と書いてますが、
簡単に言うと、
「他の人に自分で学んだことを教える」ことになります。
自分が知識として取り入れた情報(in put)を、まずは十分に理解します。
理解したものを今度は、相手にわかりやすい言葉や内容で伝えていく(out put)必要があります。
そうすることで自身の中でしっかりと記憶として定着していくのです。
まとめ
①想起、忘れたころに思い返す
②再言語、情報をinputしてわかりやすい言葉でoutputさせること
この二つが、自身の記憶として定着させるには非常に大切になることが分かったと思います。
自分の中に知識を蓄えることは何十年たっても大切なことだと思います。
知識を忘れないために、少しでもいいので今回の方法を試してみてはどうですか。
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