臨床実習中の悩み~part2~

2019年5月31日

前回は実習中の悩みで「調べもの」について書いていきました。

今回は「悩み~part2」として、「考え方」について書いていこうと思います。

臨床実習では、ほとんどの学生が患者さんに関わっていくはずでよね。その関わり方は様々で、部分的に関わったり、担当として受け持ったりするはずです。そんな時、学生は評価の選択から方法、解釈、治療までと色々と考えることが多くなります。

学生は養成校から1人で臨むため、実習期間中は相談相手がバイザーのみであるはずです。

私自身も、

「あの患者さんの姿勢が悪いけど、どうしてだろう」

「どのようにして治療を進めていこうかな」

と考えた経緯があり、今でも考えています。悩んだら先輩や同期に相談して解決策を見出していきます。しかし、学生においてその相談する相手がバイザーであるため、なかなか質問できなかったりとあるはずです。

そのまま、家に疑問を持ち帰って、文献を調べたり同期に電話して聞いたりすると思います。

この「電話で聞く」ということですが、実は解決策にならないのです。

「百聞は一見にしかず」とはよく言ったもので、聞いてもわからないことが多々あり意味をなしていないことが多くみられます。

ある例ですが、

ある学生が「膝OAの患者さんの膝に対する治療ってどうすればいいんだろう」と悩んでいたとします。ほとんどの学生が同期への電話で、

「何か治療ないかな」

と、聞くはずです。それに対して返ってくる答えが、

「膝関節周囲の筋力増強訓練をすればいいよ」

と教えられるはずです。

でも、これって患者さんの評価や統合と解釈が提示されてないため、一般的な治療の答えなんですよね。たしかに、エビデンスではGradeの高いものとして示されているのです。

しかし、実際にはしっかりとした評価のもとにprogramを立案しないと意味をなさないんですね。なので、私が学生に話しをするときは、

「友達などの同期に聞いてもあんまり意味と思うよ。疑問や聞きたいことは自分に聞くようにしてね」

って話しをするようにしています。学生によっては、話しがしづらいと感じる人もいると思います。その時には、デイリーノートをうまく活用して疑問を投げかけるようにしていきましょう。

上記の事を注意しながら、臨床実習に臨んでみて下さい。