リハビリ実習の不安~ 実習に出る前に知っておくべき3つのこと~

リハビリ学生は臨床実習にてバイザーのことを「何でも理解している人」と勝手に想像してしまうことも少なくない

実際に、国際的な資格を有して、全国各地で講演会をする人がいるのも事実だ

そのような方は、多くの研究を行い、データを解析し、しっかりとした根拠を元に話しをされている

そのため、実際に多くの知識を有し、凄腕の技術を持っている方も多くいる

しかし、どんなセラピストにおいても全てが完璧にできるものではなく、自分の専門外のことになるとわからないことも多くある

私自身も主に扱っているのは整形疾患領域だが、脳血管系の疾患を有する患者を介入することもあるし、内科的疾患を有する患者に介入することもある

そのどれについても勉強はしているが、完璧に理解してはいないことも事実として知っていたもらいたい

それを踏まえて以下を読んでもらえればと思います

セラピストは知識を有しているが万能ではない

実習ではそのほとんどを「スーパーバイザー」または「ケースバイザー」と呼ばれる人の下で、その知識を吸収していき実習に励む

専門であることを質問して聞く学生もいるが、

中にはそれ以外のことを聞いてくる学生もいることがある

わからないことを素直に聞くことは悪いことではない

しかし、見当違いのことを聞くことはどうなのだろうか

例えば、

学生A「歯が痛いと患者さんが言っていますが、どうすればいいんですか」

こんな質問をされても、リハビリでは対応できないのです

バイザー「歯医者に行くしかないでしょう」

こう答えるしかないですよね

歯のことは歯医者、

目のことは眼科、

当たり前のことですよね

しかし、それが出来ずに質問する学生もいます

実習先にはそれぞれ専門があります

脳血管系、整形外科系、内科系など様々あります

そこで働くバイザーはその専門については多くを勉強しているので、知っていることは多いはずです

バイザーによってはその専門であっても知らないこともあるのは事実であり、今現在も現況に励んでいるはずです

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学生から見るとバイザーはなんでも知ってる物知り屋みたいに見えますが、そうではないです

知らないことも当然あるが、理解出来ていないこともあります

時には間違った情報を教えることもあるかもしれません

例えば、間違った情報の一つとしては、足関節底屈のMMTの方法です

その方法については、片足立位で行うやり方は従来と同じだと思います。

しかし、その判定については以前と回数が異なるのです(昔より判定の施行回数が少なくなっています)

このように以前とは異なっている情報があるのも事実です

このあたりはセラピストも少しずつ修正してもらえれば、実習の学生も混乱することがなくなるのではないかと思いますけどね

実習中の孤独さ

理学療法、作業療法、言語聴覚士の臨床実習では、学校側が契約した近隣の病院や施設に行って、実習を受けなければなりません。

学校側の取り決めにより変わりますが、だいたい一つの臨床実習で約6~10週間となっています。

それを前期と後期の2回、または前期、中期、後期の3回(6~7週と期間が短め)行わなければならないのです。

リハビリの学生においては、実習が始まるとその期間内で行なわれることについて、ほぼ自身で問題の解決を行っていかなければなりません。

同じ時期に、同じ学生がいると相談が出来るため、心強い味方となります。

しかし、ほとんどの場合は稀です。

職種が異なる学生がいても、実習においての相談があまり出来ないのです。

私自身もそうでしたが、相談するときは電話で同期に話しをして問題解決のヒントを得ていました。

相談した内容については、実習における環境や境遇が異なるため、そのままだと役に立たないことがほとんどです。

例えば、腰の痛い患者さんがいたとします。

その方の治療で「腰が良くなるアプローチはないか」と同期に電話等で相談しても、

その相談のアドバイスとしては「こうしたら」となりますが、具体的なアプローチにはならないのです。

それはなぜかというと、

他に病気(既往歴)はないか?

腰はどんな状態(制限や痛みがいつでるの)?

評価の結果は?

まずアプローチしても良いのか?

など、ほかの要素が多くあるのです。

他の要素についても全て話せばいいのでは?と思うかもしれませんが、それ以上の深い話になると個人情報になるので話しが出来ないのです。

なので、最終的には自身で考えて決めないといけないってことに繋がっていくのです。

つまり、実習期間中はほとんど自分独りで考えて行動していかなければなりません。

もちろん勝手に行動してはいけません。

そこには病院や施設など、社会としての常識が存在しています。

どうしても悩みごとがある場合には、スーパーバイザーやケースバイザーと言われる指導者が必ず付きそうはずです。

気になることがあればその方に様々な疑問をぶつけるようにして下さい。

なるべく自身で少しでも考えた上で疑問を聞くようにして、自分が「このようなことで困っている」と伝える方がベストです。い場合には、下記の参考書を読むことをお勧めします。

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まとめ

学生から見るとバイザーはすごく、遠い存在に見えるかもしれません

実際、私自身が学生の頃はバイザーの方がすごく遠い存在に見えており、「あと数か月でこのようになれるのだろうか」と思ったほどです

資格をとって1年目は死に物狂いで仕事をしたのを、今でも覚えています(笑)

そんな1年目でも学生を見ながら臨床をこなしていましたし、学生のおかげでさらなる勉学に励んでいたのも事実です

これだけは言えますが、【バイザーは万能ではない】ということ

これから実習に出る学生は、そのことを頭の片隅において実習に臨んてみてはどうでしょうか

最後に実習の方法については、クリニカル・クラーク・シップという形態に変わっています

私自身もこのクリニカル・クラーク・シップの取り組みを実習で行い始めて10年程たちますが、セラピスト間でもしっかりと熟知されていません

この方法については、今度述べていきたいと思います

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